【ウーバーイーツ】時給の伸び具合の平均を算出してみる【統計学習ログ】

ウーバーイーツ×統計学習

ウーバーイーツ時給の伸び具合の平均を算出してみる【統計学習ログ】

0.疑問

ウーバーイーツをはじめて約2ヶ月経過。これまで、時給を上げることを意識してきた。実際に最初の頃より上がってきているが、どの程度の割合で上がってきているか分からない。

1.座学

サイト統計Webの情報をもとに学習

3-4. いろいろな平均 | 統計学の時間 | 統計WEB
統計学の「3-4. いろいろな平均」についてのページです。統計WEBの「統計学の時間」では、統計学の基礎から応用までを丁寧に解説しています。大学で学ぶ統計学の基礎レベルである統計検定2級の範囲をほぼ全てカバーする内容となっています。

■幾何平均
幾何平均\(\overline{x}_G\)は次の式から求めます。

 \bar{x}_{G} = \displaystyle\sqrt[n]{x_1 \times x_2 \times \cdots \times x_n}

幾何平均は比率や割合で変化するものに対してその平均を求めるときに使います。例えば過去3年間で家賃が20%、10%、15%上昇したときに、1年で平均何%上昇したかを算出する際に用いられます。

3-4. いろいろな平均 | 統計学の時間 | 統計WEB (bellcurve.jp)

2.実践

実際に手を動かすことで理解を深める。

時給

これまでのウーバーイーツ配達での時給を確認する。

・時給(週の平均)を確認

時給(週の平均)

日付時給換算(チップ無し)時給換算(チップ含む)
2/22~28665729
3/1~79791163
3/8~149951213
3/15~219411122
3/22~2811831374
3/29~4/410901398
4/5~1110911242
4/12~189611340
4/19~2510701417
学習者
学習者

確かに、最初の頃と比べると伸びているね。

この表の情報のみでは、幾何平均を算出できない。

幾何平均を計算するために、週ごとの伸び率を算出する必要がある。

・週ごとの伸び率を算出

伸び率を表に追加

日付時給(チップ無し)←伸び率時給(チップ含む)←伸び率
2/22~28665729
3/1~7979147.22%1163159.53%
3/8~14995101.63%1213104.30%
3/15~2194194.57%112292.50%
3/22~281183125.72%1374122.46%
3/29~4/4109092.14%1398101.75%
4/5~4/111091100.09%124288.84%
4/12~1896188.08%1340107.89%
4/19~251070111.34%1417105.75%
学習者
学習者

100%より大きかったら、前の週より伸びていて、100%より小さかったら、前の週より下がっているということだね。

週ごとの伸び率が分かった。これで、幾何平均の公式を使って、これまでの時給の伸び具合の平均を算出できる。

幾何平均を算出

時給の伸び具合の平均を算出する。

公式確認

■幾何平均
幾何平均\(\overline{x}_G\)は次の式から求めます。

週ごとの伸び率を公式に当てはめると、

↓チップやクエストを含まない場合の時給

\(\overline{x}_G=\sqrt[8]{1.47×1.02×0.95×1.26×0.92×1×0.88×1.11}\)

結果、

↓チップやクエストを含む場合の時給

\(\overline{x}_G=\sqrt[8]{1.6×1.04×0.92×1.22×1.02×0.89×1.08×1.06}\)

結果、1.09となった。

 

まとめると、

これまでの時給の伸び具合の平均

チップやクエストを含まない場合:1.06
チップやクエストを含む場合  :1.09
学習者
学習者

ふむふむ、毎週およそ109%伸びていたんだね。

追記

伸び率の平均は、次の行動を考えるきっかけになりそう。

伸び率の平均が100未満であれば、対策を練ったり、その行動自体をやめるきっかけになる。反対に、100以上であれば、そのまま継続。

ウーバーイーツ配達も時給の伸び率が100以上であれば、続けて、100未満になれば対策を考える、もしくは、辞めよう。

3.まとめ

分かったことをまとめる。

・幾何平均の公式を使うことで伸び率の平均を算出できる
・これまでのウーバーイーツ配達の時給の伸び率は平均109%

4.参考文献

統計学の時間 | 統計WEB
「統計学の時間」では、統計学の基礎から応用までを丁寧に解説しています。大学で学ぶ統計学の基礎レベルである統計検定2級の範囲をほぼ全てカバーする内容となっています。学習ページは、数式ばかりではなく具体例を多数掲載し、はじめて統計学を勉強する方にもイメージしやすい内容になっています。

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