【UiPath】検索結果の取得を試みる①【初心者】
今回は、UiPathで「検索結果の取得」にトライしてみます。
目的
検索キーワード別の検索結果を取得し、Excelに記入する。
検索キーワードは、「AA BB」「AA CC」……のように、2つ目のワードを変えたもの。
取得するデータは、検索表示1位のタイトルとリンク。
イメージはこんな感じ↓
検索キーワード | タイトル | リンク |
AA BB | X | https… |
AA CC | Y | https… |
AA DD | Z | https… |
仮説①
この手順でできる?
1.Excelファイルに検索キーワードを記入
2.検索キーワードが記入されているセルを取得
3.取得したキーワードでWeb検索(ブラウザ操作)
4.検索結果をスクレイピング機能で取得
5.取得したデータをExcelファイルに記入
検証①
1.Excelファイルに検索キーワードを記入
上記サイトより、検索キーワードを調べる。検索キーワードは「UiPath ○○」。
表示されたキーワードのいくつかを抜粋し、Excelファイルに記入。
2.検索キーワードが記入されているセルを取得
「セルを読み込み」アクティビティを使用して、セルに記入されているキーワードを取得する。
取得したキーワードを変数Keyword1に格納し、メッセージボックスで表示してみる。
正しく表示された。

検索キーワードの取得は簡単だね。
3.取得したキーワードでWeb検索(ブラウザ操作)
取得したキーワードでGoogle検索を行ってみる。
上記画像のように、「ブラウザーを開く」アクティビティでGoogleを開き、「文字を入力」アクティビティで変数Keyword1に格納されたテキストを記入。
上記画像のように、UiPath部分がおかしくなった。文字入力を半角英数字に変更して、再度、実行したところ、
正しく記入された。
検索結果ページに移動するアクティビティを追加する。
「ホットキーを押下」アクティビティを設置し、キーを「enter」に設定する。
実行してみる。
検索結果画面に移動した。
4.検索結果を取得
スクレイピング機能を活用し、検索結果の取得を試みたところ、思ったようにならなかった。そのため、スクレイピング機能を使わずにデータの取得を試みる。
検索結果1位のURL取得に着目して考える。
アクティビティを上から順番に説明する。
クリックアクティビティ:検索結果1位のページに移動する
ホットキーを押下(Alt+d) :アドレスバー(URLが表示されているところ)を選択
ホットキーを押下(Ctrl+c):選択中のURLをクリップボードにコピー
クリップボードから取得:クリップボードにコピーしたURLを取得
実行してみる。
検索結果1位のURLが、正しく取得できていた。
5.取得したデータをExcelファイルに記入
取得したデータをExcelファイルに記入する。
「セルに書き込み」アクティビティを使用して、Excelファイルに取得したURLを記入する。
実行してみる。
指定の箇所にURLが記入された。
検証結果①
結果、検索キーワードのURLを取得して、Excelに記入できた。しかし、改善すべき点は多い、それらを以下に羅列する。
・そもそも汎用性はあるのか
・読み込み書き込みセルはその都度手動で変えるしかないのか
・他のキーワードの検索結果1位ページの表示を安定させるには
次回の課題は、上記となる。おそらく、「繰り返し」アクティビティやDataTable、もしかすると、キューを活用するかもしれない。
参考文献
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