【UiPath】「電子メールの自動化」を理解する【初心者】
UiPathの学習追体験記事です。
※あくまで学習中の脳内を記事にしたものなので、この記事で書かれてあることが”正しい”とは限りません。
参考:学習効率本5巻 「知識の自作」
0.動機

「UiPath RPA アソシエイト資格試験」を受けたい!
と思い、練習問題のプラクティステストを受けてみたが、正答率は半分にも満たなかった。徹底的にプラクティステストの復習をするしかない!
ということで、本記事では、プラクティステストで間違えた問題の復習の様子を書きつらねていきます。
まずは、間違えた問題の紹介。
[繰り返し(コレクションの各要素)(For Each)]アクティビティを使用してMailMessage変数のリストを反復処理する場合、TypeArgument(引数の型)プロパティをどのように設定しますか。
引用元:https://www.pearsonvue.co.jp/uipath
UiPath RPA アソシエイト資格試験 プラクティステスト
解説部分には、この問題で求めている知識が紹介されていた。内容は以下。※答えは明示されてない
トピック:電子メールの自動化の使用方法を理解し、説明する。
引用元:https://www.pearsonvue.co.jp/uipath
UiPath RPA アソシエイト資格試験 プラクティステスト

電子メールの自動化か。最近は、LINEやTwitterばかりで、あまりメールを使っていない。とりあえず、UiPathで電子メールを扱える方法を知って、後にLINEなどのSNSの自動化を考えてみよう。
では、以下から、「電子メールの自動化」の復習をしていく。
1.座学
書籍やネットの情報をもとに学習
検索
理解する対象に関する情報を書籍やネットで調べる。
今回の理解の対象である「電子メールの自動化」については、UiPathアカデミーの以下の階層にあった。
UiPathアカデミー>メール操作の自動化 コース>レッスン一覧>メール操作の自動化
「メール操作の自動化」の概要文を見てみる。
メール操作の自動化
メールは、最も基本的なデジタルコミュニケーションツールです
定型化したメール業務を自動化するだけではなく、ロボットの実行ステータスに応じて自動的にメール送信するワークフローを組み込むことで、ロボットの管理機能としても活用可能です引用元:https://academy.uipath.com/jp/learningpath-viewer/3044/1/160031/16

「メールの自動化」でまっさきに浮かんだのは、メール送信の予約。でも、これは、既にGmailの機能としてあるよね。UiPathを通しての「メール操作の自動化」では、どのようなことができるのだろう。
概要文を見ると、「ロボットの実行ステータスに応じて」とある。そもそも、「ロボットの実行ステータス」ってなんだろう。その辺りも意識して学習しよう。
吟味
「メール操作の自動化」の概要文を軸に想像を膨らませる。

「ロボットの実行ステータスに応じて」なので、Aの段階で失敗した場合は……とかBの段階で失敗した場合は……などの場合分けが可能ってことかな。
一度、ロボットの実行ステータスについて調べてみよう。
上記の説明文を読んだ限りだと、以下の画像で示している部分が「ロボットの実行ステータス」ってことになるはず。

もし、これが「ロボットの実行ステータス」だとすると、他にどんなステータスがあるのだろう。予想するに、「処理中」や「待機中」、「処理失敗」などになるのかな。なんとなくだけど、ステータスの種類は多くなさそう。
ステータスの種類を調べる方法はないかな?
先ほどの説明文の内容を読み進めると、以下の文章があった。
[ステータスを報告] アクティビティを使用して、実行時にカスタムのステータス メッセージを表示させることができます。トリガーされると、現在のアクティビティが実行された後にプロセスが一時停止されます。また、プロセスにカーソルを合わせると、ロボットのステータスがツールチップに表示されます。
引用:https://docs.uipath.com/robot/lang-ja/v2018.4/docs/the-user-interface

……、ちょっと難しいけど、「ステータスを報告」アクティビティを使用することで、その時点での「ロボットの実行ステータス」を知れるってことかな。
とにかく、一度、「ステータスを報告」アクティビティを使ってみた方がよさそうだ。
「メール操作の自動化」から逸れてしまうが、後に理解を深めるためにも、ここで「ステータスを報告」アクティビティに触れてみる。
2.実践
実際に手を動かすことで理解を深める。
「ステータスを報告」アクティビティを使用する
下記の説明を参考に、「ステータスを報告」アクティビティを使用してみる。

説明の中に「実行中に UiPath Assistant に送信しようとするステータス」とあった。要するに、「ステータスを報告」アクティビティで設定したテキストがUiPath Assistant に表示されるのかな。
・ワークフローの作成とパブリッシュ
「ステータスを報告」アクティビティを設置する。
メッセージボックスが順に実行されるフローの間に「ステータスを報告」アクティビティを設置してみた。
「ステータスを報告」アクティビティのフィールドには「できてる」という文字列を記入した。
UiPath Assistant と関係があるため、プロセスをパブリッシュ・アップデートする。
アプデ完了。
UiPath Assistantから実行してみる。
・実行結果
実行結果をUiPath Assistantの画面と比べながら見ていく。
最初のメッセージボックスが表示された。特に変化なし。
2つ目のメッセージボックスが表示された。特に変化なし。

3つ目のメッセージボックスが実行される前に「ステータスを報告」アクティビティが実行されるよね。次は、なにかしら変化があるんじゃないかな。
今まで「ジョブが処理を開始しました。」とあった部分が「できてる!」に変化した。

「できてる!」は、「ステータスを報告」アクティビティで設定した文字列。ってことは、「ステータスを報告」アクティビティのフィールドは、ここにつながっているんだね!
その後も実行を続ける。
「ステータスを報告」アクティビティで設定した文字列が、実行終了まで表示された。

はじめは実行ステータスの種類は少ないと思っていたけど、「ステータスを報告」アクティビティを使用することで、自分で実行ステータスを作成することができるんだね。
3.まとめ
「メール操作の自動化」について学習していたが、学習途中に「実行ステータス」という分からないワードに出会ったため、「実行ステータス」に着目して、学習を行ってみた。「実行ステータス」について理解したことを自分の言葉でまとめてみる。
・実行ステータスはUiPath Assistantから見れる
・実行ステータスは、「ステータスを報告」アクティビティを使用することで、UiPath Assistantに独自のステータスを報告することができる
・UiPathの「メール操作の自動化」は、ロボットの実行ステータスに応じて対応できる

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