【水中ドローン】グラスボートから水中ドローンを使ってみた感想【沖縄】

ハード系

マリンクラブベリーさんから依頼をいただき、グラスボートから水中ドローンを使用してみました。

水中ドローンの知名度は、まだまだ低いですが、徐々に社会の問題解決に使われてきています↓

CFD販売株式会社 ダムにおける水中ドローンを使用した点検の実証試験を実施
CFD販売株式会社のプレスリリース(2019年4月23日 11時12分)CFD販売株式会社 ダムにおける水中ドローンを使用した点検の実証試験を実施

ということで、今回のテーマはこちら↓

グラスボートで水中ドローンを使ってみた感想

初めて、グラスボートに乗って水中ドローンを使用してみました。その経験から、グラスボート×水中ドローンの可能性や問題点について考察します。

グラスボートとは

沖縄の海のアクティビティの1つにグラスボートがあります。グラスボートとは、ボートの底がガラスになっており、ボートに乗りながら海の中を体験できるアクティビティになります。海に入るアクティビティに参加できないお子様や高齢者の方々でも安心して楽しめます。

使用した水中ドローン

今回、使用した水中ドローンはPowerVisionのPowerRayです。

詳しくはメーカーのHPか以下の記事を見てください。

グラスボート×水中ドローンの可能性

まずは、なぜグラスボートなのかをスタッフさんから聞いた話を元に説明しますね。

1.グラスボートの問題点

「シンプルにつまらない」

だそうです。問題点を挙げると

  • ボートの上から魚やサンゴを見るだけ
  • ガイドをしたくても、目標物との距離が遠すぎる

スタッフが世界中のグラスボートを体験してきたが、どれも同じような内容だったそうです。

2.グラスボートの可能性と役割

世界中のグラスボートがつまらないということは、裏を返せば、世界一楽しいグラスボート体験を作るチャンスでもありますね。

ここからは、グラスボートの可能性について述べます。

まず、グラスボートは他の海のアクティビティと違って、一度にたくさんの人数を相手にすることができます。つまり、グラスボートの価値を多くの人に届けることができます。

また、最近では、生活習慣病を患っているお客さんが多く、潜りたくても潜れない人が増えてきているようです。さらに、生活習慣病が原因でダイビング中に異常事態が発生する場合が多くなっていることもあり、ダイビング当日に血圧が高い人は、潜らせないように厳格に決めているようです。

以上のように、ダイビングをしたくてもできない人は、これからも多くなると予想できます。なので、ダイビングの代替案として、グラスボート×水中ドローンには大きな可能性を感じます。

3.グラスボートの問題点を水中ドローンで改善できるか

先ほど挙げたグラスボートの問題点は2つありましたね↓

  • ボートの上から魚やサンゴを見るだけ
  • ガイドをしたくても、目標物との距離が遠すぎる

以上の問題点を水中ドローンで改善できるかを考えてみます。

水中ドローンのカメラに映っている映像をリアルタイムでグラスボートのモニターに映すことができるため、ボートの上からの視点と水中ドローンでの映像を楽しめます。しかし、今回使用した水中ドローンPowerRayでは、目標物を安定して撮影することは難しく、目標物をモニターに映しながらのガイドは、かなり難しいように感じます。また、使用した水中ドローンにズーム機能がないため、サンゴに近づいて撮影する必要があります。その場合、ちょっとした操作ミスでサンゴを傷つけてしまう可能性があります。

このことから、今回使用した水中ドローンでは、視点の追加はできるが、目標物を安定して撮影することは難しいことが分かりました。

まとめ

・ボートから水中ドローンの視界が見れる
・水中ドローンPowerRayで目標物を安定して撮影することは難しい

以上のことから、水中ドローンに欲しい機能を以下にまとめます。

グラスボートで水中ドローンを使う場合に欲しい機能

・ズーム機能
・目標物を撮影し続ける機能(安定性)

私の正直な感想

私の正直な感想としては、はじめにグラスボートで水中ドローンを使用するのは、ハードルが高いように感じます。

最初は、プールで水中ドローンをお客さんに使ってもらい、その後、水中ドローンをどのように使ってみたいかをお客さんに聞いて、その内容を実現してあげるようなスタンスで新しいアクティビティを作った方が良いかなと思います。

釣り人が使えば、魚を釣りたい、魚を探したい

ダイバーさんが使えば、一緒に潜りたいや潜っているところを撮ってほしい

ドローン好きが使えば、操作してみたい

お客さんに使ってもらうことで、水中ドローンの可能性がどんどん広がっていくと思います。

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