
数年前に犯した大失敗がトラウマになって、なにをするのも怖い。「どうにかしなきゃ」、「克服しなきゃ」と考えるたび、つらくなるよ~。
という悩みをお持ちの方に書きました。
トラウマは小さな成功体験を積み重ねて克服しよう!
みなさん、トラウマはお持ちでしょうか。
過去の体験がきっかけでトラウマを引き起こしたり、
無意識にトラウマを持っていたりと、
様々な事柄がきっかけでトラウマを発症し、困っている人は、少なからずいると思います。
今回は、私の実体験から、「トラウマ」を克服する方法をお伝えしたいと思います。
本記事の内容
・私がイップスになった原因
・私がイップスを克服した方法
・絶対やってはいけないこと
筆者背景
・野球歴(ピッチャー歴)10年
私は、高校時代に、イップスを発症してしまい、約3ヶ月間ボールを投げれませんでした。
後に、イップスの説明をしますが、ここでは、トラウマの1つとしてイップスがあると考えてほしいです。
自分が体験したトラウマ克服法が、トラウマで苦しんでいる人の助けなるのではないか、と思ったので、本記事で、トラウマ克服法をシェアしたいと思います。
【結論】小さな成功体験を積み重ねよう!
最初に結論を言うと、トラウマを克服する方法は、小さな成功体験を少しずつ積み重ねることです。
トラウマという大きな問題を、細かく分解して、できるところから改善していく。
それを継続することで、結果的にトラウマが消えている状態にもっていきます。
以下から、トラウマの克服法を詳しく説明します。
1.トラウマとは、イップスとは、
まず、トラウマ・イップスとは、なんでしょうか。
とりあえず、ググってみましょう。
トラウマ Wikipedia
心的外傷(しんてきがいしょう、英語: psychological trauma、トラウマ)とは、外的内的要因による肉体的、また精神的な衝撃を受けた事で、長い間それにとらわれてしまう状態で、また否定的な影響を持っていることを指す。
心的外傷が突如として記憶によみがえり、フラッシュバックするなど特定の症状を呈し持続的に著しい苦痛を伴えば、急性ストレス障害であり、一部は1か月以上の持続によって、心的外傷後ストレス障害(PTSD)ともなりえる。
イップス Wikipedia
イップス (yips) は、精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、突然自分の思い通りのプレー(動き)や意識が出来なくなる症状のことである。本来はゴルフの分野で用いられ始めた言葉だが、現在ではスポーツ全般で使われるようになっている。
ざっと見た感じ、専門用語が多くて難しいですね。
ここでは、簡単に心の骨折と考えましょう。
腕や足を骨折した場合、生活に支障が出てしまいますね。また、直ったとしても、リハビリ期間が必要な場合もありますね。
トラウマやイップスも、似たようなものです。
発症した場合、今まで通りの行動ができなくなり、完治するには、リハビリが必要です。
しかし、トラウマ・イップスのリハビリなんて聞いたことないですよね。
なので、今回は、トラウマ・イップスを克服する方法として、
リハビリ=小さな成功体験の積み重ね
として、お話します。
2.私がイップスになった原因
トラウマ・イップスは、どういったときに発症するのでしょうか。
私が実際にイップスを発症したときのお話をします。
体験談
まだ、部活や硬式ボールに慣れていなかったのですが、
急遽、2つ年上の高校3年生の先輩を相手にバッティングピッチャーをすることになりました。
私は、緊張のあまり、ストライクを投げることがままならず、先輩の体に当ててしまい、顧問の先生に怒鳴られてしまいました。
このことがきっかけで、体の感覚がおかしくなり、全然緊張しない同級生とのキャッチボールもできなくなりました。
上記を体験した私が考えるイップスの原因は、精神的負荷に耐え切れなくなることだと思います。
上記の場合は、慣れない環境、過度なプレッシャー、強烈な刺激が、一度にやってきたので、心がポキっと折られて、イップスが発症したと思っています。
3.私がイップスを克服した方法
では、一度、発症したイップス・トラウマは、どのように克服したらいいのでしょうか。
私が実際にイップスを克服したときのお話をします。
体験談
野球ボールが投げられないので、他のボールを投げるようにしました。
バレーボール、ハンドボール、ソフトボール、ピンポン玉など、色々なボールを投げました。
ボールを投げること自体に慣れてきたら、人に向かって投げれるかやってみました。
野球ボール以外では、できたのですが、野球ボールで人とキャッチボールすることはできませんでした。
なので、次は、野球ボールを人に投げないようにしました。
壁、ネット、空(真上)、地面(真下)など、とりあえず、色んなところに投げました。
しかし、人とキャッチボールするとなると、体が思うように動きません。
適度な距離でのキャッチボールができないので、あえて、めちゃくちゃ遠く離れて遠投したり、かなり近づいて、トスや手首の動きだけでキャッチボールしたりしました。
徐々に慣れてくると、適度な距離でのキャッチボールも問題なくできるようになりました。
最後は、実際にマウンドに立って、先輩相手に、ちゃんと投げれたことを経験して、イップスを克服しました。
長い体験談となってしまいました。もうしわけないです。
まとめると、できないことをムリしてやらず、できることを徐々に増やしてくことで、イップスを克服しました。
トラウマやイップスを発症した人は、それを、少しでもはやく解消しようと、できないことに何度も挑戦してはいないでしょうか。
それだと、トラウマ・イップスは悪化するだけです。
「できない」が積み重なると、精神的にもつらくなってきます。
「できない」の中から、これなら「できる」を探して、徐々にできる範囲を増やしていきましょう。
トラウマ・イップス克服方法 まとめ
・できないことから”できる”を探す
・”できる”ことの範囲を広げる
4.絶対やってはいけないこと
トラウマ・イップスの疑いがあるときに、絶対にやってはいけないことがあります。
それは、荒療治です。
体験談
理由は、試合に出ることで、アドレナリンが出て、イップスが治ると思ったからです。
結果は、最悪でした。
まぐれで最初の数球は、投げれるのですが、徐々に体が思ったように動かなくなり
途中から、バックネット目がけて投げてしまうことも多々ありました。
ベンチに下がった後は、顧問に叱られ、周りからも冷たい視線を浴びました。
このときは、本気で辞めようかと悩みました。
上記の体験談のように、あえて、緊張する場面に身を置くことで、ショック療法的にイップスやトラウマを治そうとしてはいけません。
結果的に、自分を追い詰めることになります。
でも、気持ちは分かります。
「以前の自分にもどりたい」
「なにかの間違いであってほしい」
そんな思いから、上記のような行動に走ってしまうと思います。
このような状態になった場合は、つらいかもしれませんが、自分の状態を認めることからはじめましょう。
絶対にやってはいけないこと まとめ
・自分の状態を認める
まとめ
トラウマやイップスなどの心の問題を取り除く方法について、実体験を交えてお話しました。
私の実体験から、トラウマやイップスを克服する方法は、できないことはやらず、できることを積み重ねることで、できる範囲を増やしていこうという内容でした。
まとめると、「小さな成功体験を積み重ねよう」ということですね。
ここまでは、トラウマやイップスは、マイナスな事象として、捉えていますが、かならずしもそうではないかもしれません。
私がイップスを克服した後、以前より、格段に良い結果が出るようになりました。また、イップスを乗り越えた経験から、自分の体の使い方や問題への取り組み方など、イップスにならなかったら、考えなかったことも考えるようになりました。
つまり、イップスになったおかげで、思考の引き出しが多くなったということです。
もし、今、自分がなにかしらのトラウマを抱えているのなら、これを克服する過程の中で、成長できると、考えると、意外と楽になれるかもしれませんね。
ここまで、読んでいただきありがとうございます。
コメント